技術開発
膜曝気型バイオフィルムリアクター(MABR)|省スペース・省エネ型生物処理システム
MABR(膜曝気型バイオフィルムリアクター)は、ガス透過膜を通じて、膜表面に形成されたバイオフィルム(生物膜)へ酸素を直接供給する生物処理技術です。気泡を発生させずに酸素を供給する独自の対向拡散メカニズムにより、効率的な硝化を促進するとともに、硝化・脱窒を同時に進行させることで、従来の曝気方式と比較して大幅な省エネルギー化と効率的な窒素除去を実現します。
主なメリット💦 既存の反応槽容量のまま、処理能力を最大50%向上
💦 酸素供給に必要な曝気エネルギーを最大約75%削減
💦 アンモニア性窒素・全窒素の効率的な除去
💦 硝化・脱窒の同時進行
💦 負荷変動や運転条件の変化に対する高い安定性
💦 大規模な土木工事を抑えた既存設備への導入・改造が可能
💦 N₂O(亜酸化窒素)などの温室効果ガス排出量削減の可能性
💦 既存活性汚泥処理設備の性能向上・改造
💦 敷地に制約がある施設での処理能力増強
💦 アンモニア性窒素・全窒素の除去
💦 生物学的リン除去性能の向上
💦 下水・生活排水処理
💦 分散型排水処理・処理水再利用
💦 MABRの適用が可能な各種産業排水処理

ANAMMOX(嫌気性アンモニア酸化)|省エネルギー型窒素除去システム
ANAMMOX(アナモックス/嫌気性アンモニア酸化)は、高濃度のアンモニア性窒素を含み、C/N比(炭素/窒素比)が低い排水に適した高度な生物学的窒素除去プロセスです。
従来の硝化・脱窒プロセスと比べて窒素変換経路を短縮し、アナモックス菌(嫌気性アンモニア酸化細菌)がアンモニウムイオン(NH₄⁺)と亜硝酸イオン(NO₂⁻)を利用して、窒素ガス(N₂)へ直接変換します。これにより、従来の硝化・脱窒処理と比較して、曝気に必要なエネルギーと外部炭素源の使用量を大幅に削減できます。
主なメリット💦 曝気エネルギーを最大60%削減
💦 外部炭素源の添加を大幅に削減、または不要化
💦 余剰汚泥の発生量を最大90%削減
💦 CO₂排出量を約55%削減
💦 窒素除去にかかる運転コストを低減
💦 汚泥消化工程から発生する返流水
💦 最終処分場浸出水
💦 高濃度アンモニア排水・化学系排水
💦 グルタミン酸ナトリウム(MSG)製造排水
💦 繊維工場のマーセライズ加工排水
💦 畜産排水
💦 適用条件を満たす下水・生活排水


